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お仕立て・お直し事例 キモノの仕事に携わる職人たちが集まって作ったサイト
「着物お仕立て&お直し.com」でのお仕事の、ほんの一部をご紹介させていただきます

大島、結城、紬、御召、上布、麻 身頃の接ぎ仕立て、袖の接ぎ仕立て お仕立て 解き洗い、丸洗い

紬単衣/接ぎ仕立てして袷衣に 神奈川県 H.K様

2014年10月01日

着物お仕立て&お直し com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます

身丈が3尺9寸5分=150cmの単衣仕立てを、残り布1尺8寸=72cmを使って身丈を長くして、袷衣仕立てにできませんか?というご相談がございました
お着物は、麻の葉の形を文様化した幾何学模様で、六角形のひし形を結び付けた模様です
「麻の葉繋ぎ」とも呼びます

接ぎ足し用の残り布は、できるだけ麻の葉の柄を合せて、接ぎ目が分かりにくいように縫い合せてみました結果、身丈は3尺9寸5分=150cmから4尺4寸=167cmにすることができました
表から見た接ぎ目は分かりにくいので、光を通して継ぎ目部分を撮影いたしました

麻は、手間をあまりかけなくても大きく育つこと、麻のは模様そのものに邪気を祓う力があるとされたため、魔除けの意味もありました
そのため、赤ちゃんの成長と魔除けの意味を込め、産着の模様に麻の葉模様はよく用いられました

八掛はお客様のご注文が、「着物と同色で」でしたので、スタッフの染め職人に頼んで別染めいたしました

<お客様の声 >
お世話さまです。本日無事に着物がとどきました
布を接いでいただいた位置はちょうど良く、綺麗に着付けることが出来そうです
この度は良いお仕立てをしていただき、まことにありがとうございました

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