着物お仕立て&お直し com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます
お客様から「いただき物の小千谷縮なんだけれども、どのように仕立てたら良いでしょうか 天然素材をカジュアルに着こなしたいし・・・夏は汗でぐっしょりになってしまうので、洗濯機でガラガラ洗えるようにしたいし・・・」というご相談をお受けいたしました
なので、ウオッシャブル仕様のお仕立てをご提案いたしました
ウォッシャブル仕様のお仕立ては、まず、水で洗っても縮まない糸で縫います
お仕立ては、背縫いは背伏せを付けたらグチャグチャになるので・・・袋縫い、衿裏も縮んではいけないので狂いの少ない絹交織、もしくは綿ローンを使います
また、身八つ口下の縫込みは洗濯機で洗うことを考えて、くけません
つまり、縫込みをフリーな状態にしておくのです
小千谷縮は、手揉みによりできる「シボ」と呼ばれる布面の波状のシワが特長で、爽やかな感触の生地となり、これが世界一涼しいと言われるゆえんです
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1寸の太褄です