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お仕立て・お直し事例 キモノの仕事に携わる職人たちが集まって作ったサイト
「着物お仕立て&お直し.com」でのお仕事の、ほんの一部をご紹介させていただきます

小紋、染め、色無地 お仕立て 解き洗い、丸洗い

「江戸小紋」の名称について

2016年01月10日

着物お仕立て&お直し com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます

今年のお仕立ては縁起の良い「松文様」から「お仕事始め」です
濃鼠(こいねず)色に白い松、黒い枝という大胆且つ、シックな色使いに、日本画のようなタッチの松文様が染められた、人間国宝小宮康孝先生の江戸小紋です

「江戸小紋」という名称が使われるようになったのは約60年前のこと
小宮康孝先生が、その技法の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された時に、他の小紋染めと、区別するために江戸小紋という言葉が生まれました・・・これは意外と知られていない事実です

紋を入れれば、準礼装としても着用できますので、広く活用できる着物でもあります

濃鼠色の鮫小紋は非常に上品な印象で、江戸小紋ならではの繊細な魅力に溢れています

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