着物お仕立て&お直し.com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます
「女物袴に裏地を付けて、袷仕立てにしてください」というご依頼をいただきました
茜色(あかねいろ)から、紺藍色にかけてのグラデーションがとても美しい袴です
元々、袷仕立ての袴はその昔、貴族の冬用として用いられ、表地は緞子や唐縞など・・・裏地は甲斐絹、八丈絹などの薄手ですべりの良いものが使われました
袷袴は,、明治時代頃まであったそうですが、近年は二重織のしっかりした生地や袴専用の生地の登場により、袷仕立ての袴は徐々に用いられなくなったそうです
ご注文は、「袴に裏地を付けて袷仕立てにすることにより、滑りを良くして、袴自体に重厚さを出したいのですが・・・」 という内容でございました
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