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お仕立て・お直し事例 キモノの仕事に携わる職人たちが集まって作ったサイト
「着物お仕立て&お直し.com」でのお仕事の、ほんの一部をご紹介させていただきます

小紋、染め、色無地 胴抜き仕立て・通し裏仕立て

ペイズリー柄の胴抜き着物/お仕立て 東京都 A.K様

2022年08月26日

着物お仕立て&お直し com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます

着物は殆どが決まった形をしています・・・違いは袖が長いとか、短いくらいでしょうか
そして、それぞれ表の生地の種類はあっても仕立て方としては、表地に裏が付くか付かないかで袷と単衣に大別されます

その中にあって「胴抜き仕立て」をご存知で、実際にこの仕立て方の着物をお持ちの方は少ないと思います
「胴抜き」とは読んで字の如く、胴になる部分に胴裏を付けないことです
その中で胴裏を付けるタイプと、胴裏を付けないタイプの胴抜き仕立てがあります

そして、胴抜きにする理由は何つかあります
1.暑がりで胸元をスッキリとさせたい
2.表地の生地が厚かったり固かったりで着にくい
3.胴裏を付けると厚ぼったくなってしまうのを避けたい
以上が理由として挙げられますが、袷として仕立てたけど何だか着にくいと感じた時は、胴抜き仕立てを一度経験してみては如何でしょうか

ペイズリー(paisley)は文様の名称ですが、元々は19世紀にイギリスのペイズリー市でこの柄の織物が量産されるようになり、模様は生産地の名前を取って「ペイズリー」と呼ばれるようになりました
日本では勾玉(まがだま)模様とも言われています

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