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お仕立て・お直し事例 キモノの仕事に携わる職人たちが集まって作ったサイト
「着物お仕立て&お直し.com」でのお仕事の、ほんの一部をご紹介させていただきます

黒留袖、色留袖 お仕立て

黒留袖/お仕立て 東京都 H.Y様

2015年12月04日

着物お仕立て&お直し com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます

今回の黒留袖は、年末の結婚式にご着用ということでお仕立てを承りました
一見すると、ペルシャやインド由来のペイズリー (paisley) 模様を思わせるような珍しいデザインです

お手持ちの反物でお仕立てを承りました

立涌文(たてわくもん)に葵や、扇面枠(おうめんわく)に鳳凰など、有職文様や吉祥柄が描かれています
葵は、茎を長く伸ばしながら、常に太陽の光に向かって伸び育つという性質から、発展するという意味で縁起の良いものとされました

葵といえば、「ひかえーい、ひかえーい、この紋所が目に入らぬか!」という「水戸黄門」のセリフを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか
葵文様は当時、徳川家しか使用できない特別な文様とされていました
しかし、江戸時代が終わると、一般の人々も葵文様を使用できるようになり、縁起の良い文様として用いられるようになりました

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