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お仕立て・お直し事例 キモノの仕事に携わる職人たちが集まって作ったサイト
「着物お仕立て&お直し.com」でのお仕事の、ほんの一部をご紹介させていただきます

袋帯、名古屋帯、半巾帯(その他の帯) 名古屋帯の開き仕立て

夏用喪名古屋帯/開き仕立て 大阪府 W.H様

2015年10月02日

着物お仕立て&お直し.com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます

めずらしい「開き仕立て」のご注文です

「開き仕立て」とは、帯の胴の部分を折らずに開いたまま仕立てる方法で、開いたところに裏地を付ける場合と、帯芯を見せたままの二種類の仕立て方があります
この開き仕立ての呼び方は各地で異なり、開き名古屋、開名古屋仕立て、昼夜仕立て、お染め仕立て、額縁仕立てなどと呼ばれています

今回は裏地を付けずに、黒いカラー帯芯 (白い矢印部分) が見えた状態でのお仕立てをいたしました「芯出し仕立て」とも言います

帯を結ぶ時に前の柄を真ん中で折るので、芯の厚みも二重になり、袋帯に近いボリュームが得られりというメリットがありますが、その反面、折りジワがついてしまうというデメリットもあります
帯の前巾を自在に調整 (4寸5分=17cmくらいまで) できるので、背の高い人などには便利です

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