着物お仕立て＆お直し com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます

ちょっと珍しいスカーフを使った帯への仕立て替えのご依頼をいただきました

60年間にわたって制作された960種以上のコレクションの中でも、未だに人気が衰えない不朽の名作《球体が奏でる音楽》というタイトルのエルメスのスカーフですそれと木枯らしのように舞う落葉のスカーフの二枚を使い、リバーシブル名古屋帯にします

通常は正方形のスカーフをタテ三分割にしまして、真ん中を太鼓に使うパターンが多いのですが、今回はヴィオラの左横にあります「Hermès」のネームを出すことと、音符を太鼓とタレ先にＬ字にするというご注文がございましたのでタテ三分割の左側を太鼓にしました

そしてＬ字で繋がるタレ先を裁断します

次に、手になる部分を繋ぎ合わせていきます・・・ここでもヴィオラが手の下側になるようにというご注文でした

ここで表のタレ先と裏側のタレ先が繋がります（リバーシブルなので表裏は無いのですが・・・）

写真上が太鼓です
ここで写真中のタレ先の音符と太鼓の音符がＬ字で繋がります
そして「Hermès」のロゴ（赤いサークル）が太鼓の中央になります

まずはスカーフ全体と裁断から縫製までをアップいたしましたが、どのような仕上がりになるのやら
···to be continued

このようなご依頼の場合は裁断前に、何パターンかの柄の組合せをご提示してからカットします

過去の製作例の一部です ↓
https://kimono-oshitate-onaoshi.com/%e5%b8%af/47852783/
https://kimono-oshitate-onaoshi.com/%e5%b8%af/49144225/
https://kimono-oshitate-onaoshi.com/%e3%81%8a%e4%bb%95%e7%ab%8b%e3%81%a6/50919651/
https://kimono-oshitate-onaoshi.com/%e5%b8%af/47961856/

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