着物お仕立て&お直し.com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
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「志毛 (しけ)引 き染め」 とは、張りのある志毛刷毛に染料を含ませ、生地に美しい線を描く、古くから伝わる染めの技法です
この独自の刷毛使いによって、自在な線を生み出す志毛引き染めの 「スリム仕立て」 を承りました
日本の着物は洋服と違って、女性の美しい身体のラインを出す衣装ではありません
直線裁ちを基調としているため、洋服のような立体裁断のような個人個人の体形を表現することはできません
それゆえに、寸法によっては、抱き巾や背中でダブついて、着にくくなったりすることがあります
特に、裄が長くて身巾がせまいと、着にくくて自分サイズにならない~というお悩みが多いです・・・裄が長くて身巾がせまい場合は、お仕立てする際にちょっとしたコツが必要なんです
お仕立ては、丁寧にキレイに縫うことは元より、如何に縫込みを適切に始末するかがポイントになります・・・このようなスリムな寸法のお客様、胸元のダブつきでお悩みのお客様は、ぜひ一度、ご相談ください!以前のスリム仕立ての記事です ↓
http://kimono-oshitate-onaoshi.com/寸法直し/48257235/
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