着物お仕立て&お直し.com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
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前回の松文様の江戸小紋(http://kimonon2018.xsrv.jp/blog/wp-content/uploads/archives/46528369.html)に引き続き、
今回は同じく、人間国宝/小宮康孝先生作による竹文様の江戸小紋です
真っ直ぐに伸びた竹のダイナミックな構図が何んとも言えません
前回の松文様は、肩山に向かって上を向いている模様付けになっていましたが、今回の竹文様は、葉っぱの部分が訪問着のように柄が繋がったような模様付けになっています
小宮先生のモットーは、型紙を守り続けることらしいです
「古い型紙を使って仕事をしていたら、今の型屋が食べていけない、だから今の型紙屋に仕事を依頼しなくちゃいけない、そうしてこそ、技術も上がっていくもんだ」
型屋がなくなってしまえば、江戸小紋の新しい発展を望むことはできない・・・そのため、古典的な紋様も新しく型紙を作るのだそうです
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都喜ヱ門と万年青(おもと) 大阪府 M.S様