着物お仕立て&お直しcom、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます
赤ちゃんが生まれて初めて神社にお参りする、日本の伝統行事が、お宮参りです
そのお宮詣りでお召しになられた初着を、「七五三に使えないでしょうか?」とお問合せされる若いママさんが、最近、増えてまいりました 今回は、当店の和裁教室でお祝い着に仕立て替えをされた生徒さんのお直し例をご紹介いたします
ちょっとした手直しで、お宮参りの初着が女の子なら三歳のお祝い着に!・・・男の子なら五歳のお祝い着として、十分使えるのです
生まれて初めて袖を通した初着が、三歳になった七五三の時にも着られるのは、日本の伝統着 「着物」 の素晴らしいところですね~
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下記の5点の手直しで初着が七五三の晴れ着として生まれ変わります
(1)袖は手を通す部分を除き綴じる 袖の下部部分は袖らしく丸みを付けて縫い込む・・・難しければ一ヶ所袖を綴じるだけでも可
(2)肩上げをする。
(3)腰上げをする。縫い目が下にくるように縫います 両端を1~2cm持ち上げ気味に縫うときれいに見えます
(4)下着のつけ袖(女児は赤色、男児は水色の袖)を外します
(5)共紐を外して、白い紐に付け替えます
下着は、付け袖を取って、共紐を白い紐に付け替えて、可愛い半衿を付けて長襦袢にします
黒留袖/お仕立て 東京都 H.Y様
エキゾチックな、お洒落エジプト模様 京都府 M.S様