着物お仕立て&お直し.com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます
年明け納めの予定の引き振袖/お仕立てが年内納めに変更なりましたので、急遽、作業スケジュールを変更してお仕立て開始です
1)引き振袖や打掛の裾綿はこのような綿を使います
2)まずは綿を手で切っていきます(ハサミでは切りません)
3)切った綿を、こよりを撚るようにして綿の芯を作っていきます(この作業はかなり力が要ります)
4)そして綿を徐々に太くしていきます・・・今回のご注文の太さは1寸=約4cmです
5)少し専門的なお写真が続きます・・・次に表側を褄形に切り、裾の裏側を縫い縮めて(縫い縮めた所が仕上がった時に膨らみとなります)、表と裏を縫い合せます
6)表と裏を縫い合せましたら、先に作っておいた芯になる綿を敷いている綿(これを足と言います)の上に置いて巻き込みます
7)綿を巻き込んだら表側にひっくり返して、裾綿の太さを整えながら「横とじ糸」で固定しています
8)次回は裾綿を仕上げて、衿先を作って、比翼を付けていきますので段々と形になっていきます