着物お仕立て&お直しcom、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます
「身丈がどうしても足りない、お気に入りの小紋袷衣を何とかして着れるようにしたい・・・そして少し短い袖丈も何とかしたい」というご依頼でした
身頃の部分は別布を「足し布」として使い、「おはしょり」の中に入るようにしました
「足し布」の位置は、人により違いますので、まずは、ピッタリサイズのお着物をお召しいただき、
(1)おはしょりの位置と(2)おはしょりの量を採寸いたします・・・そして(3)ピッタリサイズのお着物の身丈を計ります
この(1)(2)(3)から接ぐ位置、つまり、お着物をカットする位置を計算します
そして、カットします・・・この時が一番緊張いたします・・・何度してもドキドキします
次に、残り布を使って袖を「割り接ぎ」して、袖丈を49cm=1尺3寸にしました
布に余裕があれば、模様も合わせたかったのですが・・・
寸法直しの他に、八掛・胴裏取替えもいたしました