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お仕立て・お直し事例 キモノの仕事に携わる職人たちが集まって作ったサイト
「着物お仕立て&お直し.com」でのお仕事の、ほんの一部をご紹介させていただきます

袋帯、名古屋帯、半巾帯(その他の帯) お仕立て しみ取り、汚れ取り、補修

袋帯・名古屋帯/汚れ取り+ほころび直し+お仕立て 静岡県 М.I様

2020年07月26日

着物お仕立て&お直し.com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます

あるお客様から「ネットで調べてこちらのサイトを見つけました・・・袋帯の両端が解けてしまい・・・名古屋帯は母が使っていたものですが汚れは落ちるものでしょうか?」というご相談をいただきました
答えは・・・「できます!」

帯は力を入れて締めるため、端っこは縫い糸が切れてほころんだり、生地そのものが擦り切れたりします
ほころんだら、縫い直しできますし・・・擦り切れたら、ほんの少し内側を縫って直します

塩瀬の名古屋帯は地色が明るい色というのもあって、汚れが目立っておりました
このような頑固な汚れの場合は、水洗いが一番良く落ちます・・・それでも落ちない汚れは薬品等を使って落とします

稚児さんのお顔もキレイにしてお返しすることができました

稚児さんと言えば、「稚児しい」という感じは何と読むか、ご存知でしょうか
正解は「ややこしい」です
昭和30~40年代頃は赤ちゃんのことを「稚児(ややこ)」という言い方をしておりました

「稚児(ややこ)しい」とは元々、「理屈の通じない乳児・幼児のように扱いにくい」という意味の言葉だったのです
因みに「稚児(ややこ)しい」の反対語は「大人(おとな)しい」になります

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