着物お仕立て&お直し.com 、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
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夏祭りに欠かせないのが、屋台の「金魚すくい」ですね・・・浴衣に描かれている金魚は涼しく見えますし、風情があります
しかし、何故、金色ではないのに「金魚」というのでしょうか・・・また、何故、赤色と黒色の組合せが多いのでしょうか
そもそも、金魚は鮒(フナ)の突然変異から人為的に交配を重ねて、観賞用にした魚です
その昔、中国の皇帝や皇族といったお金持ちが飼っていて、その価値は「黄金と同じ価値」だったことから、「金魚」となったそうです
そして中国では、赤色は幸運を呼ぶ色とされ、黒色は邪気を吸い込んでくれる色という意味があるそうで、それらは風水に関係しているそうです
中国では「六」という数字は金運アップに繋がるとされています
そしてポイントとなるのが金魚の数で、赤い金魚6匹に黒い金魚1匹の組合せがベストだそうです
金魚が死んでしまった時は、災いを1つ取り除いてくれたと感謝して、1匹を追加するそうです
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