着物お仕立て＆お直し com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
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丸いミカンのような、丸い和菓子のような可愛い柄は、菊を表現しています・・・「光琳菊」と言われます

琳派というのは江戸時代にデザイナーとして活躍した尾形光琳、本阿弥光悦などのデザインのスタイルなのですが、飾り立てるのではなく省略を旨とするデザインです

琳派の作品に見られる特徴の一つである「丸く豊かなカタチ」は、実は私たちの生活の中に深く溶けこんでいます
例えば、伝統的な和菓子や京都のおみやげには、植物や鳥、波などの自然を単純化した琳派的なかたちが隠れています

光琳梅」「光琳千鳥」「光琳菊」など、今でも和風デザインにおいて欠かせないモチーフです
名前は知らなくてもどこかでこの様な形を見たことはあるのではないでしょうか？
江戸時代に生み出されたモチーフが現代でも使われているというのも凄いものですね～

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