着物お仕立て&お直しcom、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます
めずらしい「開き名古屋帯」の松葉仕立てのご注文です・・・もう一枚は名古屋仕立てです
どちらも着物(縮緬と縮み)の生地を使ってのお仕立てです
「開き仕立て」とは、帯の胴の部分を折らずに開いたまま仕立てる方法で、開いたところに裏地を付ける場合と、帯芯を見せたままの二種類の仕立て方があります
今回は裏地を付けずに、帯芯 (白い矢印部分) が見えた状態でのお仕立てをいたしました
締める時に前の柄を真ん中で折るので、芯の厚みも二重になり、袋帯に近いボリュームが得られりというメリットがありますが、その反面、折りジワがついてしまうというデメリットもあります
帯の前巾を自在に調整 (4寸5分くらいまで) できるので、背の高い人などには便利です
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衿を折らない道中着/お仕立て 千葉県 J.A様
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貝桶文様の黒留袖/お仕立て 大阪府 S.H 様