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お仕立て・お直し事例 キモノの仕事に携わる職人たちが集まって作ったサイト
「着物お仕立て&お直し.com」でのお仕事の、ほんの一部をご紹介させていただきます

仕立て替え 振袖

小説 『細雪』 にみる豪華な振袖

2016年08月13日

着物お仕立て&お直し.com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます

最近、成人式のお嬢様のために、昔、お母様がお召しになられた振袖をリサイズしていただけませんか?というご依頼をよくいただきます
今回の振袖は、1983年(昭和58年)に公開された東宝映画 「細雪」 の撮影で使われたお着物です・・・当時、この映画をご覧になられたご両親様が気に入られて、お嬢様のために入手されたそうです (ちょっとスゴイです)

「細雪」は谷崎純一郎の長編小説で、昭和11年~昭和16年までの大阪の旧家を舞台に、4姉妹の日常生活の悲喜こもごもを綴った作品です
キャストは左から、古手川祐子さん、吉永小百合さん、佐久間良子さん、岸恵子さんという豪華な顔ぶれです
今回のお着物は古手川祐子がお召しになった振袖です

この映画を観たのは私が25歳の時です・・・師匠から振袖などの裁断と仕立てを任されるようになった頃で、映画の帰り道に、本屋さんで 「細雪のきもの」 という写真集を買い求めました
消費税も無い時代でしたが、当時の2,200円は結構、お高い買い物でした・・・映画のチケットより高いです(笑)

しかし、その振袖と33年後にお仕事のご縁でめぐり合えるなんて・・・何て幸せなんだろう~♪ と思います

絵柄は、花丸文(はなまるもん)で、草花を円形におさめた文様で、丸文の一種です
梅、椿、水仙、杜若、桔梗、菊などあらゆる花が文様化されています・・・丸文は「縁を結んで丸く納める」の意味があります

赤橙(あかだいだい)の地色に金彩加工を金彩加工を施した、とても豪華な振袖です・・・赤橙色と白色、金色のコントラストが何とも言えません

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