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お仕立て・お直し事例 キモノの仕事に携わる職人たちが集まって作ったサイト
「着物お仕立て&お直し.com」でのお仕事の、ほんの一部をご紹介させていただきます

お仕立て 長襦袢

躾(しつけ)について

2018年06月02日

着物お仕立て&お直し.com、一級和裁技能士の西澤伸弥でございます
いつもご覧下さり、ありがとうございます

今回は 「躾 (しつけ) 」 についてのお話しをさせていただきます
先日、納品とお見積もりを兼ねてお客様宅にご訪問しました時に、躾のお話しになりまして、「長襦袢の躾は取らないでください」 と申しましたところ、お客様に大変驚かれたことがございました

躾には 「取る躾」 と 「取らない躾」 があり、目的別に分かれています。
まず、長襦袢の躾は取りません・・・目的は (型崩れ防止」 です・・・躾をしておきますと丸洗いをしても型崩れを起こしません。

そのために長襦袢の躾は、着物の躾よりも細かい感覚で躾をします (例えば、指先が躾糸の間を通らないくらいに)
もし?着物と同じような間隔で躾をしていたとしたら・・・その職人さんはそこまで考えて縫っていないという事になります

因みに当店では、よりキレイに、より生地がしっかするように袖口には 「ぐし躾」 をいたします。

次に、黒留袖や色留袖などは地方にもよりますが、「ぐし躾 (縫い躾とも言います) 」 を施します
留袖のぐし躾の目的は、「折り目」 をしっかりさせることですが、それにも増して、ぐし躾が付いていることによる、「キモノの格調付け」 という意味合いの方が強くなります

昔は、縫い上がった着物の 「ぐしの美しさ」 を見れば、その仕事をした職人さんの 「技量」 が分かると言われたもので、私達の若い頃、ぐし縫いは、1寸(3.8cm) に12針以上とされていました

そして 「取る躾」 は、取りやすいように間隔を大きくあけて、一目落とし ー・ー・ー や 拍子木 ーーー のような躾がされています

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